方丈記私記 (ちくま文庫)
4 5つ星のうち 17 カスタマーレビュー
Download 方丈記私記 (ちくま文庫) Ebook Free - 内容(「BOOK」データベースより) 1945年3月、東京大空襲のただなかにあって、著者は「方丈記」を痛切に再発見した。無常感という舌に甘い言葉とともに想起されがちな鴨長明像はくずれ去り、言語に絶する大乱世を、酷薄なまでにリアリスティックに見すえて生きぬいた一人の男が見えてくる。著者自身の戦中体験を長明のそれに重ね、「方丈記」の世界をあざやかに浮彫りにするとともに、今日なお私たちをその深部で把えて放さぬ伝統主義的日本文化を鋭く批判する名著。毎日出版文化賞受賞。
商品の説明 方丈記私記 (ちくま文庫)
| タイトル | 方丈記私記 (ちくま文庫) |
| 作者 | 堀田 善衛 |
| ISBN-10 | 4480022635 |
| 発売日 | 1988/9/1 |
| フォーマット | 文庫 |
| カテゴリー | 本 |
| タグ | |
| 顧客評価 | 4 5つ星のうち 17 カスタマーレビュー |
| ファイル名 | 方丈記私記-ちくま文庫.pdf |
| ファイルサイズ | 21.41 MB (現在のサーバー速度は 23.63 Mbps |
私がこの本を買ったのは、堀田善衛さんが、方丈記の終わり近くにある、「汝、姿は聖にて、心は濁りに染めり。栖は、即ち、浄名居士の跡を汚せりといへども、保つところは、僅かに、周梨般特が行いにだに及ばず。」をどう感じたかを知りたいためであった。予想に反してこの鴨長明の言葉には、ほとんど紙数が割かれていない。ただ、「最後の拠りどころである筈の仏教までが蹴飛ばされてしまった」とだけ堀田さんは書いている。鴨長明は自分の未熟さを言ってたのだと思うが、堀田さんはそれを、仏教の限界、あるいは仏教を修行して何とかなろうという人の限界ととらえているのだろう。さらに、堀田さんにとって隠者がちっとも悟ってなんかいないのもわかりきったことなのかもしれない。ということで、私にとっては、少々意外な本だったが、鴨長明と藤原定家の歌に関する解説は面白かった。
著者自身の体験が平安牧野貴族と当時の特権階級がほぼ同じ行動をしている。平家物語は方丈記をかなり倒錯、源平のことも書かれているが。
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